ハードボイルド21世紀
西明石のステーションにあったDISKなんとかというCD屋でよくCDを買いに言ってた。
なぜ西明石だったのかわからないけど。
ボクは月に一回学校に通うというスクリーニングという制度に変えてもらった。
西明石といえば、死者11人を出した花火大会将棋倒し事件が7月にあったばかりだった。
犯人さがしはだれだ?という報道で、
死ぬ人間にとって、死ぬことは事故であり
それにたいして恒久の怒りや悲しみは
春の前の地理の如し、無駄であった。
死に対してボクはかなりカトリック的な宗教観をもっていたかもしれない。
TVのニュースで、リンチされて死んだ人間
光市の母子殺害事件
新潟少女監禁事件
自由の名の元生まれた自然権はいとも感嘆になくなる。
ただ、だけど、
きみができるかぎりのことをやればいいんだよ と
きみはいう。
ただそれだけ。
意味、意味なんてものは一瞬で崩れ落ちる。
人間は死を恐れ、意味を作り、神をつくったのだから。
それを思い知らされた、いや苦しみのすえたどり着いた
その最大の原因は
9月におきた同時多発テロだった。