イパネマの娘と秋の女心

むかしイパネマの娘というジャズのスタンダードが好きでよく練習をしていた。
この頃のジャズとかのスタンダードナンバーはなんとも言えない、気持ちよさがあって
なんだか、こそばゆい、なんとも言えない切ない気持ちになれる。
バカラックが作曲したClose To Youは宇多田ヒカルことヒッキーも
カヴァーして、いまもなお影響を受けているだろう、ナンバーである。



Why do birds suddenly appear

Every time you are near?

Just like me, they long to be

Close to you

あれ?なんでキミたちそんな、そばにいるの?

そんなにこのひとがいいんだね!

Why do stars fall down from the sky

Every time you walk by?

Just like me, they long to be

Close to you

もし今正しいことが正しくなくなったとき

あのひとだったらこうするってわかるよ

いつもそうなんだ そばにいるから

On the day that you were born the angels got together

And decided to create a dream come true

So they sprinkled moon dust in your hair

Of golden starlight in your eyes of blue

ある日ね この世界って、皆あなたのこと祝福するために

あるんだなって思った ほんとに

今日の月きれいだね~でも

あなたの存在で隠れちゃうけどね!綺麗な感じがね

きみってほんとに少年みたいなところ、あるよね

That is why all the girls in town

なんかソワソワする

(Girls in town)

ソワソワする

Follow you

見んなお前ら

(Follow you)

見んなお前ら

All around

あっちいけ!

(All around)

あっちいけ!

Just like me, they long to be

Close to you

あたしみたいにそばにいたいんだね、こまったねえ

On the day that you were born the angels got together

And decided to create a dream come true

So they sprinkled moon dust in your hair

Of golden starlight in your eyes of blue

That is why all the girls in town

ちなみに英語の歌詞の直訳というのはできないので
こういう場合は、クオリアをつかって和訳するといいと思う。どうですか。先生。


秋の銀杏並木のなにわ筋を通ると、なんだかこの曲が聞こえてくるのである。

女性というのは、だんだんと不安になってくるもので、
男根社会の覇権が崩れてしまった今、男は完全に「YES」とは言いにくくなってしまったので
女性はどんどん不安になっている。
更年期障害というばかばかしい病気は、
この男性の「YESだけで、いいのだ

ブエノスアイレスやチリの街角で、好きな男性を待っている女の子の
空想の世界、
がこのバカラックの曲たちからボクは共感覚として、風景が見えるのだ。
グローバル社会が奪い去ったのは、こういった綺麗な夕焼けの秋の空と
女心の魔女なのだ。

魔女がこれいじょう増えると、ワルプロギスの夜はくる。
無力というのは、グノーシス、ペニシズム、厭世の極みだ。
少女がそこまでこの世界に何もないことが
生きること自体をやめることだと嘆くこともない。