ハードボイルド21世紀
月に一回三ノ宮まで行き、授業みたいなのを受けたあと、明石駅でCDを買って淡路島へ帰る。
それ以外はコンビニへいくことも怖いくらい、外出ができなくて、いままでできてたことが
できなくなってしまった。
21世紀らしくもない生活だった。全ての人間は最後の審判によって天国へ行ったはずなのに。
なぜ明石でCDをわざわざ買ってたのかというと、DISCなんとかってゆうCDショップのポイントカードをためるためだけだった。そこでUnderworldの1stを買ったりした。
4~6月はこんな感じだっただろうか??
7,8月のことはほんとに覚えていなくて、覚えいないほど、家にひきこもってたのかもしれない。
ロッキンオン5月号はトムヨークが表紙だった。
まったく自分はそんな気はなかったけど、
日本のどっかの田舎街の本屋の前で異様なただづまいで立っているトムヨーク。
この人は死を越えた神になるんじゃないのか
とほんとに思ってしまった。
KID Aをクーラーがんがんにかけた部屋で、夜中ずっと聞いていた。
このまま、誰にも理解されることなく、そしてこうやって死ぬのだろう。
他人と気持ちを通わせることもできないまま
恒久に成仏しないこの苦しみと悲しみ、
そしてなんともいえない孤独。
それは21世紀の幕開けにはつらすぎた。
よくラジオを聴いていた。