統合失調症の幻聴に関する考察 vol 39
今回は音楽言語学との絡み合う内容です。
RASでの音の意味
音に対して意味をもたせるにはどうすればいいでしょうか。
例えば車が走る音を、「車の音」だ認識することもできますし
「車のエンジンの音」ともっと具体的に述べることもできます。
では、もっと意味をもたせると
「彼氏が迎えに来た車の音」
であったり
「黒塗りの高級車の音だやばい」
であったりしますよね。
同じ車の音という表象ひとつとっても様々な他者との関係性において意味論的な意味機能は変わってきます。
純粋音
純粋な音はこういうNASAが宇宙の音といった動画できけます
動画
しかし人類はここに「誰かの感情などの意思」を求めてしまいます
音の認識は言語野
音を認識し、さらにRASでフィルターされる時、ここにニューラルネットワークでいうBPがあると思います。
ここで過去の記憶との参照がはじまり、分析されるのですが
ここで意識にあがってくるデータは、言語として認識されます。
そうでなければフロイトの無意識のように気づけません。
言語になった音の意味の演繹付
音に意味をもたせてしまうのは、さきほどのNASAの宇宙に
誰かのぬくもりを求めてしまうように、
誰かとの関係性において発生する意味といった機能を
病的に発生させてしまう、観測者の内部表現が
意味として音になっている。
つまり車の音でも、これは攻撃的な音で、さらに「私を邪魔している」といった意味論の発生も、可能世界です。