すべての男は消耗品として付加価値税である。

testだんかいでえす 現在TEST段階は1.00.14くらいゴールがどこかわからなくなってきているので3年くらいTESTかも笑

2003年9月パート1

それまでKIDAによって取り戻せたあの感覚、90年代の時のような時代の感覚はヘイルトゥーザシーフによって無理になってしまった。
何故だかわからない、でもネット上でグローミングを聞いてしまった瞬間からKIDAによる、いわば感覚の取り戻しは不可能になってしまったのだ。

KIDAによる感覚の取り戻しは時代のスピードを元に戻すことができる
唯一のツールであった、そしてそれは少しの幸福を僕にもたらしていた。

90年代末、それは夜中だったのだろうか・・・・
楽しい楽しい、夜遊びだったのだろうか。

祭りが終わったあとのあのすこまれそうなほど虚しい静けさ、その街。
そしてそれがもたらす、窮屈なほど狭い部屋に閉じ込められたような孤独感。

ローミングとゆう曲がもたらしたのは、その曲名の通り夜明け前の静けさ
だった。

それは僕をかなり孤独にし、困惑させた。

たかが音楽ではないか。
しかしそのたかが音楽によって、僕の人生は大きく変わってしまっている。
価値観や、寂しささえ支配していった。

やがてアンダーワールドとケミカルブラザーズ、2者のベストアルバムが発売される
月がまわってくる。そのアルバムの発売が意味することは、何かの終わりを告げることだった。なぜならダンスミュージックは決してレコード会社にフレンドリーになっちゃいけない音楽だったのに。
そしてケミカルブラザーズ本人の口から、終わりを告げる言葉があった。
それはまた、何かのはじまりでもあったかのように後から取れたが。

僕は何かに背中をグイっと押される感じでずっと2年間こもっていた部屋を出た
そして旅にでた。

この世界がもう終わってしまうんじゃないか?そんな孤独感を味わいながら
恐怖に耐え、そして逆にそれを糧に希望の光を求める旅に。

はじまりはロッキングオン10月号のケミカルブラザーズのインタビューだった。

旅に出てはじめに出会うのがニルギリスの面々だった。

それからもっと絶望の奥地に僕は歩む。
きっとこの先に何かがあるんだ、そう信じながら、森を奥まで歩き続ける。

そこで見たもの、それは

KIDAの先にあるものだった

人々の些細な喜び、幸せ

恒久に続きそうな日々の果てにあった、毎日の些細な幸せ。

過去の思い出。

子供のときに感じた幸せ

ほんのささいな幸せ



光だった。

絶望的な町並みに、目を凝らせば小さな希望が散らばっていた

あたたかい太陽のような光に包まれて
あったか~~い、ほんとにあたたかい気持ちにつつまれて
日向ぼっこしているみたいに気持ちが良よかった

それは時代の節目

それは何かが終わって何かが始まる予兆

その頃9月の中ごろに発売されたのがSNOOZER10月号である
この号はそのときの僕の感覚がそのまま集約されている

そして映画ではロストイントランスレーション

音楽ではニルギリスのスカッシュやマイブラのラブレス
偶然にもロストイントランスレーションにもマイブラは使われている。


その頃、印象的だった一曲が発売されていた
それがストロークスの12:50だった。