長期的には私たちは死ぬBYケインズ(ver2.01)
2016/05/16 12:37
長期的には私たちは死ぬBYケインズ(ver2.01)
ここに雨雲レーダーがあって、あなたはそれを見て、雨雲がやってくることを理解した。雨に対する用意をし始めた君は、セブンイレブンでサンドイッチと缶コーヒーを買って昼食を軽く済ました。もうすぐ脅威がやってくる。それに備えることは、人類が前頭前野という脳機能のもたらす危険予知だ。こうやって何度も脅威となるものを可視化して一瞥し、戦々恐々とする毎日を無事過ごしていくしか他ない。どうか、脅威のない世界を、どうか、平穏な日々をお願いだ・・・。
雨雲レーダーの横には、あなたの寿命のレーダーがあった。それを見て、忘れていた、いつか死ぬということを、何度も何度もそのレーダーを見るたびに、反芻し、恐れ、逃げ、戦い、拒絶し、そして最後は諦めるのだ。
脅威レーダーは沢山ある。いつ石油が枯渇するかわからない、2000年には地球は滅亡する、しなくともY2k問題で全ての機器はストップ。それに天災、は次々とやってくる、いくら何度もはねのけても、イナゴの大群のように地平線の向こうから脅威がやってくる。いくらどこへ逃げても無駄だ。地下室へ隠れた。これで無事だ。しかし寿命レーダーにはあなたの死が脅威が示されている。無情だ。
脅威を脅威とすること自体が、まったくバカバカしい。そう気づくまで何年かかるだろうか。
セキュリティヒステリー(宮台真司Blog参照)つまり、過剰に脅威に対して必要以上に反応してしまっていてヒステリーのような状態であると思える。
人間の脳は脅威を感じた場合IQが低くなる。
Psychology of Crisis(日本語クライシスサイコロジー)では、災害などに対してネガティブな挙動を示すことにより不安を解消することが示されている。例えば、ミネラルウォーターを買う、集団でロウソクを灯して歩く、などだ。
ケインズも言っている「人々は良いニュースより、悪いニュースに感情に反応しやすい」
何も脅威を脅威のまま恐れおののいていても雨雲レーダーの雨雲に変化はない。余計に、脅威を感じ、IQが低くなるどころか、脅威を過剰にヒステリックに捉えるだけにとどまる。
別に参院選と衆院選Wを辞める必要性はない。やりたいことをやればいい。
現実存在が機能的で無いことのほうが問題であり、その理性の思索の内に存在しない脅威を作り出し、現実存在自体をちゃんと見ることができないのであれば、現実存在が機能的であることが最適化された状態であるとして
どっちにしろ憲法で、今年に参院選をやることは、宇宙から攻撃があっても決まっている。