すべての男は消耗品として付加価値税である。

testだんかいでえす 現在TEST段階は1.00.14くらいゴールがどこかわからなくなってきているので3年くらいTESTかも笑

誰からも愛されない男

                     誰からも愛されない男

 25歳の彼は生まれてから一度も女性に愛されたことが無かった。いや女性だけではなく誰からも愛されることは無かった。愛というものがなんなのかさえわからなかった。生まれたときから母親は彼を忌み嫌っていた。何かわからないが、無性に体の奥底から愛するものがなかった、いやそれ以上に何かが違うという強迫観念に、何か生理的に受け付けないものが彼女にはあった。彼の幼少時代は普通に暮らすことがあった。クリスマスパーティーや誕生日パーティー、そんな祝い事をするごとに、その何かが違うと言う彼女の強迫観念は次第に強くなっていった。彼が高校にあがるとき、父親は死別した。それ以前からその父親は愛人を作り、借金をし、パチンコなどのギャンブルに金を使っていた。酒におぼれ、何度も家庭内で暴力を繰り返した。暴力は母親に主に向けられていたが、息子や、娘にまで至った。25歳の彼には妹がいる。しかし度重なる父親からの性的虐待を受け、国に保護された。母親は父親に離婚を申し入れ、娘と一緒に母子寮に住んだ。しかし息子である彼は何故か引き取られなかった。25歳の彼は、父親の住む東京のマンションで5年間暮らすことになった。しかしそれが地獄の生活のはじまりだった。幾たびに重なる、暴力、暴言、息子に対する行動とは思えないような罵倒、それらが重なって、息子は精神がおかしくなってしまった。父親に気に入られるような態度、行動、それらを規範とする行動をとるようになった。その規範に逆らうと、その先にあるのを死のみだ。何故か父親は拳銃を持っていた。ふすまの奥から、就寝前に、カチリという音が聞こえてくるこもあった。父親と住まう東京の場所も問題であった、イスラエル人とパレスチナ人、韓国人と、中国人、台湾人、とアメリカ人が行きかうとんでもない、想像できないような場所であり常に紛争のような状態だった。25歳の彼は、勿論学校に通ったが、いじめられないように、また道化師のような格好を友達にもとった。誰にも本心など言えるはずがない。それにもかかわらず、彼はいじめられた。学校でも暴力を受け、家に帰るとまた暴力をうけ、道を歩けば、戦争がある。それに耐え切れなくなったある日、25歳の彼は、家出をした。この世は地獄でしかない。まさに生きて死ぬためにあるようなものだ。現在障害者年金と生活保護を受けて大阪の大国町に住む。
 「神崎さ~ん、お待たせいたしました。こちらが寝る前のお薬と、こちらが朝と晩に飲むお薬ですね、お気をつけてください」
看護婦が笑顔で薬を渡す。
25歳神崎直哉は心療内科を後にし大国町の自宅へ戻った。きしむ階段を登ると、307号室が見えた。ここが神崎の家、基地だ。神崎の部屋の扉を開けると、むーんとした臭いが漂ってきた。神埼がパチリと部屋の電気をつけると、散らかった部屋が見える。部屋にはアイドルのポスターや、フィギア、が見える。何故かバックトューザーフィーチャーのポスターもあった。時は西暦1999年2月誰かの予言ではこの世が終わる前だった。神埼には夢があった。21世紀という世界が、全てが解決した世界になることを。彼が幼いときに見た映画「バックトューザーフィーチャー」で2000年以降の世界を、自分が生きることになるとわかったときから、未来だけを夢見た。タイムマシンをつくろうともしたが、銃で父親に破壊された。神崎が中学の時、自慰を覚え始めたこと、女にも興味がでてきた。学校にいる、かわいい女の子をずっと好きだった。15歳の頃までずっと思いを秘めていたが、ある日、その思いをはせた女の子が誰か他の男と一緒にいるところを見てしまった。年上の男だった。頭が金髪で、ピアスをあけていた。その子はその男の乗ってきた、車に乗って、どこか遠く、知らない場所、暗闇に消えていった。その日から、その子は、どんどん変わっていった。どこかあどけなさがあった部分が、どんどん消えていき、まるで別人のように神崎は思えてしまった。いつかの日に神崎は放課後の教室からその子の笑い声を聞いた。数人の男と一緒のようだった。神崎は反対の階段の踊り場で三角すわりして聞き入った。何かわからないが厭な予感がする。無性に体の奥から、サタンのような声が聞こえる。笑い声は次第に、真剣なトーンに変わっていき、その女の子の甘い乾いた声に変わっていった。神崎は興奮と、何かに裏切られたという気分のせいで、どうすることもできず、自慰を始めた。オルガニズムが最高潮に達し、神崎は射精した。神崎は気持ちが良かった。神崎は意識が朦朧としてきた。何故かさっきそこに落ちていた、葉巻のようなものを吸ったからだろうか、意識が漠然としていた。
神崎はある日、テレビに映るアイドルを見た。神崎はこれだ!と思った。この女性しか考えられない。運命はどんどん神埼を本気にせさせた。運命は神崎を狂人にまで変えようとした。限りなく透明に近いブルー。限りなく透き通った聖なる空気。初夏の熱気が、心臓の鼓動を早くし、祭りのような高揚感があった。風の臭いがサイパンやハワイのような、色気のある夏の臭いがした。毎日考えた、毎日彼女のことを思った。それらは、会社の少しの利益になった。会社の利益になることがわかった、神崎は、また社会に裏切られた気がした。幾たびに社会に裏切られ、信じるものはおぼろげながら見える神の存在しかなかった。母親は熱心なカトリックだったため、神崎はその影響を受けた。いいことをすれば、天国にいけるだろうと信じていた。しかし父親仏教徒だった。そのため、イデオロギーのぶつかりが度々あった。

日本橋はもともと電気街だったが、電気製品=オタクというイメージがだんだんと社会に蔓延してき、その相乗効果もあってか、想像が現実を、その現実

を見たモノが、さらなる確信をし、日本橋はオタクの聖地になった。その道をとぼとぼと神崎は歩く。神崎はその通りの店に入っていった。店内には、アダルトビデオが沢山並んでいる。よくみると、幼いまだ中学生くらいの子達ばかりが出演しているヴィデオだった。
「ありがとうございます。3980円です」
店主はお釣りとレシートを神崎に渡した
「1万円からのお預かりで、お釣りが6020円になります。ありがとうございました」
街から宇多田ヒカルの「AUTOMATIC]が聞こえてくる。


女とヤリたい セックスしたい Hがしたい 他の男はみんなセックスをしている クリスマス



1999年6月19日
1999年12月23日

西暦が2000年になった。
神崎はコンビニの女の子を待ち伏せた。
21世紀に世界は変わった。
テレビからWTCビルが崩落する様子が写る

神崎はテロを決意した。

東京での死者は約5000人。

神崎に死刑の判決がでた。

東京でいくつかのテロが発生した。 ずっと二人 妹 つきの裏 家族天国