すべての男は消耗品として付加価値税である。

testだんかいでえす 現在TEST段階は1.00.14くらいゴールがどこかわからなくなってきているので3年くらいTESTかも笑

浜辺の浜村淳5

学校から帰ってきたら、すぐテレビの画面とにらめっこだ。もう僕はずっとこの先テレビと一緒に居なきゃ生きていけない気がする。家についてすぐファイナルファンタジー4をやり始めた。すぐ時間が経っていく。あっとゆう間に2階の窓から見える景色が鮮やかになっていき、空が赤く染まっていった。遠くに見える小阪峠に太陽が隠れていく。もうこんな時間だ、時計を見ると6時50分だった。
 だいちから電話がかかってきた。
「明日学校が休みになるんやって」
だいちの一声を聞いて僕は嬉しくなった。僕は何でと聞いた
「なんでやすみなったん?」
「佐野先生が結婚式にでるって、そんで誰も代わりがいないから2年3組だけ休みになるんやって」
「ほんまにー?よっしゃー!!」
僕は確実に明日ファイナルファンタジーをやるだろうとその時悟った
しかし誰も兼任の先生がいない南国西中学はおかしいだろう、どう考えても。
それはともかく、明日一日ゲームができるとなるとは思わぬプレゼントだ。
しかしだいちは言った
「明日暇やから遊びにいっていい?」
僕は一人でゲームをやるタイプだ。とゆうかやりたい方だ。こんなときにこられると帰って邪魔だ。少し考えた、悟られないように。
「いいよ」
OKの返事をしてしまった

夜寝ていると、ふと目が覚めた。ベットから窓を見ると、月明かりが田んぼを照らしている。時計は良く見えなかったが、3時を示していたと思う。しばらく眠れないのでずっとベットから天井を見ていた。天井のシミが、目が暗闇に慣れてくるにつれてどんどん形が変わっていく。幾何学模様から、ただの丸みを帯びた点に、そして生き物のような形に、そして誰かの顔のような形になっていった。
もしかしてこれが誰かの顔だったらやだなぁと思っていたその時。
その顔のようなシミが一瞬笑ったように思えた。
気のせいだと思った。思うようにした。背筋からゾクっとする冷たいものを感じた。まるで氷を敷布団にしているかのような。
気のせいだと自分に言い聞かせるために、一度ベットから身を乗り出した。
やはりただのシミのようだ。気のせいだろうか。
僕は、一度深呼吸し、ベットから出て、窓から外の景色を眺めてみた。
田植えしたばかりの田んぼに、月の光が反射してキラキラと光っている。
そういえば、こんな時間に外の景色を見たりしたことがないなと思った。
僕は思い切って、窓を開けてみた。初夏のさわやかな風が部屋に滑り込んでくる。
その時僕は思った。こうやって、窓を開けていたら、外も家の中も変わりはないじゃないか。家とゆう一種の守られた牙城に僕は住み着いていて、安心しているけども、結局僕はこの景色の一部に住んでいるのだ。そう思うと、妙にさみしくなった。
今まであった家のイメージがもろくもくずれていきそうになったから。
僕は深夜が怖い。どうしても寂しさにさいなまれる。両親は寝ているし、皆眠りの中に落ちている。僕だけがこうして目覚めていると、どうも不思議の国の入り口に足を踏み入れたような気分になった。僕だけが、この世界でただ一人生きていて、他の誰かは皆よその星へ逃げてしまったんじゃないか?そんな気分になった。もしかしてこのままずっと誰もいなくなったらどうしよう。
このまま朝がこなかったらどうしよう。
もし太陽が燃え尽きてしまったのなら・・・・・・。


少しの間孤独感にさいなまれた。それと同時ではあるけども、胸をキュンと打つ何かがあった。何だろうこの気持ちは・・・・・??

どこかこの遠くの星で、別の高度な文明を持つ生命体がいて、彼らも他の星の生命体を探している。
体が、空と一体化するような感覚に陥った。
この夜景がするっと通り抜けて、宇宙へ。

僕は何故だかしらないけど宇宙を旅していた。火星よりももっと遠くまで行った。漆黒の暗闇の中、僕はひたすらどこかへ向かおうとしていた。もっと遠くへ。きっと太陽系圏外に行こうとしていたんだろう。しばらく宇宙をさまよっていた。